地震、噴火、台風、などなど天災のニュースが続きますが、、
先祖のたたり、神の怒り、印相や手相が悪い、日が悪いから、
と原因が分からないものには言いたい放題です。
誤ったものの考えからは誤った生き方しか生まれません。
気をつけなければ(^_^;)
上杉鷹山が、迷信を排斥したエピソードを、
もう1つ紹介します(^_^)
ある村に、双子の女の子が生まれました。
昔から、同性の双子が育つと両親へたたりをもたらすと
信じられており、どちらか一人を殺すという恐ろしい風習がありました。
両親は、この言い伝えに従おうとしましたが、
赤ん坊の笑顔を見ると、かわいそうで、なかなか実行できません。
そのうち、このことが鷹山の耳に入ったのです。
迷信で人の命を奪うとは、もってのほか。
たとえ農民であろうと、命の重さに変わりはない。
救わねば!
鷹山は、すかさず、
「双子が生まれたか。
それはめでたい。祝儀を取らせよう」
と言って、酒と肴(さかな)を贈りました。
双子の両親はびっくり。
殿様から祝いが届くとは、前代未聞の出来事でした。
「殿様が、こんなに喜んでくださるのだ。
気にせずに、大事に育てよう」
元気を取り戻した両親は、親戚や近所の人々を招き、
拝領の酒で、盛大に誕生祝いを行ったのです。
双子の赤ちゃんは、無事に成長して、孝行な姉妹となりました。
出生時に、鷹山に命を救われたことを知った二人は、
何か、恩返しをしたいと思うようになりました。
そこで、自分たちの手で綿と紅花を栽培し、
真心込めて、紅染めの木綿布団をこしらえて、
城へ届けたのでした。
鷹山は、その志を大変喜び、
姉妹から贈られた布団を、終生、大切に用いたと言われます。
心温まる話ですね(^_^)
きれいな線を引く為には、
真っ直ぐな定規を使わねばならないように、
明るく生きる為には、
生きる支柱となる真っ直ぐな定規が必要。
それこそ、ブッダの説いた、因果の道理です。
蒔かぬ種は絶対に生えませんが、蒔いた種は必ず生える。
「自業自得」はよく知られている仏教の言葉。
私の行いの善し悪しが、私が得る運命の幸、不幸を生み出す。
私の運命のすべては、私のやった行為が生み出したものであり、
それには万に一つも例外はないのだよ、
と教えられるのが仏教です。
善因善果
悪因悪果
自因自果
これが因果の道理の三本柱。
正しくこの道理を知り、すべての人に、
幸せになって頂けるよう、私も生涯、頑張ります!