10月に入りました(*^_^*)
日中は、強い日差しに汗ばみ、
朝晩は、肌寒く布団にくるまる。。(^_^;)
みなさん、体調にはくれぐれもお気をつけください。
今回も、上杉鷹山について(^_^)
節約の次は、収入を増やす積極策が必要と、ある日、
鷹山は学問の師・細井平洲(へいしゅう)に尋ねました。
(細井平洲:江戸時代の儒学者)
「わが藩が貧しいのは、荒れ地が多いからです。
これを、打開する方法はないものでしょうか」
「荒れ地が多いのが原因とお気づきならば、
答えはハッキリしています。
一日も早く、開墾に取りかかるべきです」
鷹山は、まゆをしかめて、つぶやきます。
「そのことなのです、悩みは。。。
開墾を奨励するには多額の経費がかかります。
その当てがないから困っているのです」
平洲は微笑を浮かべて答えました。
「それは、さほど難しいことではありません。
ただ、殿様のご決心一つにかかっています」
しばらく考えたていた鷹山、、やがて明るい表情になり、
「うむ、分かった。すぐに決行しよう」
と言って、鍬(くわ)を四十挺(ちょう)ほど作らせ、
それを近臣に分け与え、城を出て行きました。
着いた場所は、草ぼうぼうの荒れ地。
早速、鷹山が先頭に立ち、鍬を持って耕し始めたのです。
この常識を打ち破る行為は、たちまち国じゅうの大評判となりました。
最も驚いたのは農民たち。
「殿様自ら、この国のために鍬を持って働いておられる。
我々が休んでいるわけにはいかない」
と、積極的に開墾に乗り出すのでした。
武士の意識も変わりました。
プライドを掲げていても、藩がつぶれたら意味がありません。
まして主君が先陣をきって努力しているのです。
皆が一体となって草を刈り、土地を耕し、農業の発展に尽くすようになりました。
同時に、養蚕や織物などの特産物にも力を入れたので、
藩の財政は少しずつ好転していきました。
「率先垂範」という言葉があります。
「先に立って模範を示す」ことですが、如何に大切なことか。
言うは易く、行うは難しではありますが、、
姿にかけた法が説けるよう、
因果の道理を信じ、
私も精一杯、光に向って頑張ります!!