2014年11月

【目的の大きさに比例して、努力精進しなければならないのは因果の鉄則】

【目的の大きさに比例して、努力精進しなければならないのは因果の鉄則】

大変ご無沙汰してしまいました(^_^;)

色々なことが、人生に起きるもので。。

悲喜交々ありますが、、すべてを勝縁に、
生きる目的に向って前向きに進みたいと思います(^_^)


前回に続き、「トロイの遺跡発掘」の夢を果たした
シュリーマンについて紹介します。

彼は、目的を果たす手段として、20歳の時、商人になる決意をしました。

その日暮らしのどん底にいた青年が入社したアムステルダムの商社は、
給料は低かったものの、勉強する時間ができたことを喜びました。

外国語を身につけたほうが仕事に有利だと考え、収入の半分を学費に充てました。

ひどい貧乏暮らしで、暖房もない屋根裏部屋、
食事も切り詰めて、一心不乱に英語の勉強に打ち込んだのです。


彼は自伝に、こう書いています。

「みじめな境遇と、
 努力すればそこから抜け出せるという
 たしかな見通しほど
 勉学に拍車をかけるものはない」

「必要に迫られて、
 私はどんな言語でもその習得を著しく容易にする
 方法を編み出したのである。

 その方法は簡単なもので、
 まず次のようなことをするのだ。
 大きな声でたくさん音読すること、
 ちょっとした翻訳をすること、
 毎日一回は授業を受けること、
 興味のある対象について常に作文を書くこと、
 そしてそれを先生の指導で訂正すること、
 前の日に直した文章を暗記して、
 次回の授業で暗誦すること、である」

どんな時間でも活用しました。

郵便局での待ち時間はもちろん、歩きながらも、英語の本を読み、
階段につまずいたり、川に落ちそうになったこともしばしば。
人にぶつかって、どなられたり、殴られたりすることもありました。

しかし、彼は屈しませんでした。

雨の日も、同じように本を持って歩き続ける。
夜は、起きている時間はすべて、暗記した文章の反復練習に使いました。

まさに、時間を盗むようにして、必死に学んだのです。

その努力の結果はめざましく、
半年間で、英語の基本知識をすっかり身につけました。

次に彼は、フランス語に挑戦。
これも同じ方法で、半年間でマスターしてしまいます。

記憶力は、次第に研ぎ澄まされ、
オランダ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語
の習得には6週間以上かからなかったといいます。

シュリーマンは、3年間で6ヵ国語を身につけたことを
会社の上司に告げ、自分を外国との取引に使ってほしいと申し出ました。

ところが、「ばかもの!! おまえなんかが6ヵ国語もマスターできるはずがない。
ほらばかり吹きやがって」と言って、まったく相手にしてくれなかったのです。

しかし、彼はあきらめません。

目の前の人間が、認めてくれなくても、自分の努力が無になったわけではない。
この会社と縁がないだけだ。

大きな夢に向かって、彼は、転職先を探し始め、
その後、、幼い頃の夢を、40数年の時を経て見事に果たすのでした。

シュリーマンしかり。。

目的の大きさに比例して、努力精進しなければならないのは因果の鉄則。

「蒔けば生え 蒔かねば生えぬ 善し悪しの 人は知らねど 種は正直」

仏縁に恵まれ、人間に生まれてきた正しい目的を知り、そこへ向って、
どんな苦難も乗り越え、明るくたくましく努力精進できる人は本当に幸せ者です(*^_^*)

ガンバ!!
 

【生きる目的を知ると、苦難を乗り越える力がわいてくる】

生きる目的を知ると、苦難を乗り越える力がわいてくる】

落ち葉舞う秋(^_^)

小3の息子が、「将来、漫画家になる」
と見せてきた数枚のマンガ絵。

意味不明のところも多くありましたが、、
案外まとまっている物語にびっくり(^_^;)

そういえば自分も同じように思っていた頃
があったなぁ、、と思い出されました(^_^;)

秋空のように変わりやすいのが人の心ですが、、
人生かけて悔いなし、の生涯を送ってほしいものです。


「少年時代の夢を、生涯かけて達成した人」といえば、
ドイツの貧しい家に生まれた、シュリーマン。

彼の夢は、地中に埋まっている
古代ギリシャの遺跡・トロイの発掘でした。

しかし、それは誰が考えても不可能なこと。
トロイは3000年も前の都市であり、
どこにあるのかもハッキリしていなかったからです。

たとえ場所が分かっても、
広大な城の発掘には莫大な経費がかかります。

それどころか、トロイは伝説上の城であり、
実在しなかったと見るのが、当時の常識でした。

シュリーマンは、どのようにして不可能を
可能にしていったのか。

数回に分けて紹介してゆきたいと思います。


まず、夢を持つこと。

彼が、トロイの発掘を決意したのは、わずか7歳の時。

歴史好きな父親から、
トロイとギリシャが10年間も戦った物語を聞かされ、
すっかり魅了されてしまいました。

両軍の英雄が激突した戦場、敗れて燃え盛るトロイ城。

「きっと、土の中に埋もれているに違いない。
 必ず掘り出してみせる」

熱く燃えるシュリーマンに、
多くの苦難が襲いかかってきました。


まもなく母親が亡くなり、父親は仕事に失敗。
学校を中退せざるをえなくなったのです。

14歳で、小さな雑貨店に就職し、
朝5時から夜11時まで働く日々。

それでも「トロイ発掘」の夢は忘れませんでした。

まずは生きる為に働かなければ!

だが、過酷な重労働が続いたせいか、
5年後に、血を吐いて倒れてしまいました。

体が動かなくなれば、情け容赦なく解雇される。

世の中を、一人で生きていくのは、実に厳しいこと。

5年間、あれほど働いたのに、
蓄えはほとんどありませんでした。

日々の糧を得るために、
彼は、どんな仕事でもしましたが、喀血(かっけつ)
がひどく、長続きしなかったといいます。

ようやく、船員の仕事に就くも。。
彼を乗せた船が嵐に遭い、オランダ沖で難破。

かろうじて一命を取り留めたものの、
もう完全に無一文になってしまいました。

まさに、19歳までの人生は、不幸のどん底。

そんな彼に、生きる力を与え続けたのは、
「いつかは、あの輝く伝説の都トロイを発掘したい」
という夢であり、目標でした。

この夢がなかったら、
とっくに自殺していたかもしれません。

幸いにも、この窮状を救ってくれる人が現れました。

亡くなった母の友人が、就職口を世話してくれたのです。

仕事は、アムステルダム(オランダの首都)の商社で、
銀行や郵便局への使い走りなどをする雑用係。

深く感謝した彼は、
このチャンスを最大限に生かし飛躍すのでした(^_^)

続きは次回!

生きる目的がハッキリすれば、
勉強も仕事も健康管理もこのためだ、
とすべての行為が意味を持ち、
心から充実した人生になります。

病気がつらくても、
人間関係に落ち込んでも、
競争に敗れても、
「大目的を果たすため、乗り越えなければ!」
と“生きる力”が湧いてくるのです。

「人身受け難し今已に受く」(釈迦)

これは、「生まれ難い人間に生まれることが出来て
よかったという喜び」であり、
「よくぞ人間に生まれたものぞ、の生命の大歓喜」
を言われたお言葉です。

どんなに苦しくとも生きねばならない理由、
本当の人生の目的が仏教に説き明かされ、
どんな人も達成できることを、
これからも全力で伝えてゆきます(^_^)
 
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