前回に続き、トーマス・エジソンについて紹介します(^_^)
彼は、幼いころ、勉強についていけず、小学校は3カ月で退学。
学歴は何もありませんでした。
しかも、12歳の時から耳を悪くし、難聴に悩まされ、
ハンディを抱えながら、それでも、まっすぐに努力してきたのです。
そのエジソンの名言。
「天才とは、1%のひらめきと、99%の努力である」
このよい例が、白熱電球の発明でしょう(^_^)
今から130年も前。
家庭の照明器具といえば、まだロウソクかランプの頃。
ガス灯も一部で使われていたが、値段が高いうえ、
爆発する危険性もありました。
電気を使って、明るくて、安全で、経済的な照明器具を開発できないか。。
エジソンだけでなく、世界各地で、30人を超す研究者が、
白熱電球の実用化を競っていたのです。
一番の難関は、フィラメントの耐久性でした。
どの素材で、フィラメントを作ればいいのか。
一つ一つ実験をして確かめる以外になく、
金属、炭素繊維、象の皮、鯨のひげ、亀の甲羅、馬の毛、人の髪の毛、トウモロコシ、
葦(あし)、紙、麻、綿糸・・・
あらゆる素材でフィラメントを作り、エジソンは実験を続けていきました。
千回、2千回、3千回と、失敗が重なり、
ついに、失敗の数が1万回を超えた時、
若手の助手が、耐えかねてエジソンに進言。
「これだけ失敗しても、まだ続けるのですか?
もう無理かもしれませんね」
「失敗だって?とんでもない。
うまくいかない方法を見つけただけだ。
一つ前進したと思えばよい。
途中で、あきらめることが失敗なんだ」
エジソンは、どこまでも前向きでした。
そして1年以上たったある日、
ついに、百時間以上の点灯を達成し、実用化への活路が開かれたのです!
仏教で教えられる善に「精進」があります。
これは、精を出して進むと書きますが、「努力」のこと。
「精進」の反対は「懈怠(けたい:なまけること)」です。
正しい方角に向って、決してくさらず、あきらめず、
地道にコツコツ粘り強く努力を続ける前向きな人になれるようガンバ!!